WebをIPv6対応にしたときの覚書です。
①bind9
dnsサーバのとwebサーバは同一ハードですが別ドメインとなっています。
webサーバのドメイン名でアクセスしても名前解決できるようにAAAAレコードを追加します。
wwwサブドメインにも、AAAAレコードを追加します。
named.confおよび正引きレコードファイルの変更でIPv6に対応します。
間違い等ありましたらご指摘いただければ、幸いです。
named.confの追加設定
アクセス制御リストのLAN側に ::1 を追加
LAN側での再帰検索をする為
acl wan {
any;
};
acl local {
127.0.0.1;
192.168.aaa.0/24;再起j検索を許可するローカルエリアaのネットワーク
192.168.bbb.0/24;再起j検索を許可するローカルエリアbのネットワーク
::1;
};
optionsに以下を追加
listen-on-v6 {
any;
};
正引きレコードファイルの編集 AAAAレコードの追加
$ORIGIN .
$TTL 38400 ; 10 hours 40 minutes
hstech.net IN SOA dns2.hstech-net.com. webmaster.hstech-net.com. (
1270641720 ; serial
10800 ; refresh (3 hours)
3600 ; retry (1 hour)
604800 ; expire (1 week)
38400 ; minimum (10 hours 40 minutes)
)
NS dns.hstech-net.com.
NS dns2.hstech-net.com.
A 219.105.37.35
MX 10 mail.hstech.net.
TXT “v=spf1 a -all”
TXT “v=spf1 a mx ~all”
AAAA 2001:****:****::1 サーバのIPv6アドレス
$TTL 38400 ; 10 hours 40 minutes
www A 219.105.37.35
AAAA 2001:****:****::1
逆引は権限が無い為設定しておりません
参考サイト
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/bind912/bind912a.html
②Apache設定
間違い等ありましたら、ご指摘いただければ幸いです。
NameVirtualHostディレクティブのみ変更しました。
NameVirtualHost [2001:f63:***:***::1]:80 追加
NameVirtualHost aaa.bbb.ccc.ddd:80 IPv4の指定
<VirtualHost aaa.bbb.ccc.ddd:80>
Website A のVirtualHostディレクティブ IPv4用(既存のまま)
</VirtualHost>
<VirtualHost aaa.bbb.ccc.ddd:80>
Website B のVirtualHostディレクティブ IPv4用(既存)
</VirtualHost>
<VirtualHost aaa.bbb.ccc.ddd:80>
Website C のVirtualHostディレクティブ IPv4用
</VirtualHost>
・Website D
同
・Website E
同
・Website F
同
#IPv6 Website Aを追加する ここから
<VirtualHost [2001:f63:***:***::1]:80>
Website A のVirtualHostディレクティブ IPv6用(IPv4と同じ)
Alias /image_dir/ “/home/user/ipv6image_dir/”
#IPv6でアクセスしたときのみ表示する画像がある場合は、
#エイリアスで別ディレクトリから読み出す。
#これでIPv4でアクセスした時と異なる画像が表示されます。
</VirtualHost>
#IPv6 Website Aを追加する ここまで
#IPv4、IPv6どちらでアクセスしても同じ表示でよければ
<VirtualHost aaa.bbb.ccc.ddd:80 [2001:f63:***:***::1]:80>
#と既存のウェブサイトのIPv4アドレスの後に併記すれば良いようです。
これなら簡単ですね。
旧ブログ閉鎖準備のため転載します。